地域おこし協力隊 移住

人口が減り続ける町で空き家活用への需要があるのか、改めて人口動態グラフ作り

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地域おこし協力隊の事業のひとつとして、少しずつではありますが、地域の空き家の可視化と情報収集を行い、その活用に向けて少しずつ活動をしています。

近年郡上市では様々なプロジェクトが行われ、市街からの移住者も増え始めています。周囲から家を探している人がいる、という声もよくあることから空き家への需要はあるように感じます。

1. 空き家率(平成25年度:全国、郡上市)

そんな中で、ふと人口が毎年のように減り続けているまちでいざ空き家を住居として活用するとしてそんなに需要あるの?と思ったので、この機会に一度統計をじっくり見てみようと思いました。

郡上市と全国の平成25年度の統計結果をもとに、別荘等の二次的空き家を除いた空き家率と、その空き家の内、賃貸および売却用途でないその他空き家の比率を表に示します。

郡上市全国 
空き家率 (%)12.912.8
空き家の内その他空き家の割合 (%)81.140.9

空き家率は郡上市、全国ともにほぼ同じでした。約10軒に1軒以上は空き家となっています。

次にこの空き家の内、その他空き家割合ですが、郡上市が81.1%、全国が40.9%となっており、郡上市は全国の倍の値となっています。

このことから、郡上市の空き家のほとんどは以前として活用されていないと考えられます。

では、未活用の空き家が大量にあるとして、これに対する需要はあるのか、人口統計等から考えてみようと思います。


(参考:国土交通省ホームページhttp://www.mlit.go.jp/common/001172930.pdf

郡上市ホームページ平成25年度調査結果

https://www.city.gujo.gifu.jp/admin/detail/1045.html)

2. 人口動態から空き家の需要を考える

郡上市の月別住民基本台帳人口から、2015年4月〜2019年4月までの人口と世帯数をグラフにまとめました。

参考:郡上市ホームページ

https://www.city.gujo.gifu.jp/admin/detail/1045.html

人口は毎年600人前後減り続け、期間中で約2500人の人口減少です。現在の総人口が41592人(2019年4月)なので、5年で人口の約6%が減少しています。すごい速さだ・・・。

ちなみに2015年度の統計によると、15〜19歳の人口1633人なので、これを5で割って327人とすると、高校卒業された方のほとんどが市外へ進学、就職した場合、年間の人口減少の約半分程度に寄与すると考えられるます。(かなり乱暴な計算ではありますが・・。)

反対に世帯数はこれだけ人口が減少している一方で世帯数は5年で70世帯ほど増加しています。これは人口減少の多くは若い世代の進学、就職によるもので、世帯数の直接的な減少に繋がっていないためと考えられます。

加えて下記の外国人の人口、世帯数変動のグラフにあるように、わずかながら毎年のように外国人の人口(年間11〜40人程度)、世帯数(年間13〜37世帯が増加していることも大きな要因と考えられます。

また、岐阜県の移住統計によると2016年と2017年の郡上市への移住者は年間60、74人でした。(参考:岐阜県ホームページhttps://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/11143/h29ijyujisseki.data/kisyahappyou_h29ijyujisseki.pdf

以上のことから、郡上市内では毎年人口は減少する一方で、一世帯あたりの人口が減少するものの、外部からの移住者により世帯数は増加する傾向がありました。また、移住者のうち外国人が占める割合もかなり高くなりました。

では、周辺から聞こえてくる「家が無いと」いう声は、年間10〜20世帯の増加と住宅数と合っているのかみてみました。

3. で、使える空き家は必要なのか

1.で参照した郡上市の統計によると2013年の空き家の内、賃貸物件は380軒、売却物件は60軒、その他空き家が1,890軒でした。

年間の住宅需要が20世帯と大雑把に見積もりますと、(380+60)/20=22となり、需要に対して22倍の供給があることになります。

で、これがどうなの?って言われたら、ごめんなさいわかりません笑

そもそも物件数がそのまま需要と合うわけでは無いですし、実際調べて見てもこれほど賃貸や売却物件出てこないんですよね。

そう考えると、1,890軒もあるその他空き家を活用して、住宅用物件として使用することに対する需要はまだまだあるのでは無いかなと思った次第です。

なんだかまとまりの無い内容になってしまいお恥ずかしいですが、この人口減少かつ世帯数増、というのは他の田舎でもおそらく起こっていると思います。

一人当たりが占有できる住宅スペースが広がるというのは考えようによっては豊かな感じがしますね。

とはいえ世帯数の増加に寄与している移住者は土地を持っていないためやはり住居を見つけるのに苦労すると思います。

そういった意味でも空き家活用へ取り組むのはまだまだ意義があるかなーと思いました。

では。

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